【音楽系スタートアップ・ニュース vol.1】
야2014年は、ITを活用した音楽系サービスが活躍する年になりそうな予感。そこで、気になるスタートアップを厳選して紹介していこう。
●ライブを観たいユーザーの願いと、集客できる地域を探りたいアーティストを結びつける!
韓国と東京に拠点をおく音楽系スタートアップ『MyMusicTaste』が、アーティストのライブ招聘をサポートするマッチング・コミュニティ・サービス『MyMusicTaste』のβバージョンを2013年年末にローンチした。
『MyMusicTaste』のオーディエンス。
『MyMusicTaste』とは、好きなアーティストのライブを観たいユーザーの要望と、ライブで集客できる地域を探りたいアーティストをネット上で結びつけるサービスという仕組みだ。
ユーザー主体である本サービスは、自分が見たいアーティストをプラットフォームである『MyMusicTaste』に、ライブ開催国&都市、チケット希望金額を登録し、同様な要望を持っているユーザーの評価を集めることで、ライブ需要があることを可視化し、アーティストやスタッフサイドに伝えることで、ライブ開催の実現へと可能性を結びつけていく。現状はマーケティング機能のみだが、ゆくゆくはチケッティング、クラウドファンディング機能の追加を予定しているそうだ。
●re:plusの海外初公演が、ソウルを代表するトレンドスポットSOCIAL CLUBで実現!
re:plusによるライブ。
すでに成功例も起きている。昨年末2013年12月21日、『MyMusicTaste』でのユーザー間の盛り上がりがきっかけで、美メロ系トラックメーカーである日本人アーティストre:plusによる初の韓国公演ライブが、ソウルを代表するトレンドスポット街路樹通り(カロスキル)のSOCIAL CLUBで実現した。サービスを運営する『MyMusicTaste』CEO、Ethan LEEはライブ前にこう語っている。
「好きなアーティストのライブに行きたいと思っているファンは世界各地にいます。しかし、アーティストとファンがコミュニケーションしながら、ライブを要請するサービスがありませんでした。ぜひ『MyMusicTaste』を通じて、好きなアーティストにライブの開催を提案してみてください。国や地域を越えて、予想出来なかった場所でライブ企画が実現出来るかもしれません。みんなで集まって一緒に奇跡を作りましょう!」 by Ethan LEE(『MyMusicTaste』CEO)
Ethan LEE(『MyMusicTaste』CEO)
韓国での初ライブ公演を『MyMusicTaste』を通じて大盛況のなか成功させた、re:plusのHiroaki Watanabeはこう語る。
「『MyMusicTaste』は、従来アーティスト側がライブを企画して、そこにオーディエンスを集めていたのとは逆に、オーディエンス主体で、好きなアーティストのライブを開催するといったサービスです。これまで僕らの音楽が韓国で評判が良いという噂は耳にしていたものの不安はあったのですが、ソールドアウトという予想を越えた集客に驚きました。」by re:plus(Hiroaki Watanabe)
●新たな市場開拓を求め、国内アーティストの海外展開に活用したいサービス!
re:plusとオーディエンス。
re:plusのライブには、『MyMusicTaste』に参加したユーザーが韓国各地から訪れ、ライブ終演後にはre:plusによるCD手売り販売に行列ができていた。オーディエンスのなかには、re:plusがきっかけで日本文化を勉強することになったというオーディエンスもいたようだ。音楽興行ビジネスの新しいスタイルが、ソーシャルメディアの発展によって国境を越えて生まれようとしているのかもしれない。ぜひ、新たな市場開拓を求め、国内アーティストの海外展開に活用したいサービスだと思う。ライブを軸とした音楽系マッチング・コミュニティ『MyMusicTaste』に注目していきたい。
<re:plus>
Hiroaki Watanabe(Pianist / Trackmaker / Sound Producer)。 2009年7月にリリースされた「IN YA MELLOW TONE 3」収録のデビュー曲「Everlasting Truth」で、いきなりiTunesヒップホップ・チャート1位を獲得し、シーンに彗星の如く現れたre:plus。翌2010年3月にリリースされた、今もヒップホップ・シーンの金字塔として輝き続ける1stアルバム「Everlasting Truth」は、iTunesヒップホップ・チャートにおいてブッちぎりの1位を獲得したのは勿論のこと、これまでに累計25,000枚を越える超ロングラン・ヒットを記録し、隣国韓国では、リード曲「Time Goes By」が、海外勢トラック・チャートの1位を獲得する快挙を達成。同曲のPVは、Youtubeにおいて"300,000回"を越える再生回数を記録するなど、 その名は日本を越え世界へと轟いていった。そして2011年11月にリリースされた2ndアルバム「Ordinary Landscape」では、韓国のカリスマ映像チーム"Digipedi"とコラボしたこともあり、リリース前からアジア諸国を巻き込んで大きな話題に。リリース後は前作を凌ぐスピードでセールスを伸ばし、その地位を不動のものとした。そして2013年6月、もはやその存在自体がムーブメントになりつつあるre:plusが、IN YA MELLOW TONEを超える可能性を秘めた、GOON TRAXが放つ新シリーズの第1弾を手がける。
<MyMusicTaste>
website:http://mymusictaste.com
iOS app:http://goo.gl/FPk5mr
Android app:http://goo.gl/98geQv
기사읽기 http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/20140108-00031375/